基礎情報処理演習(地球工学科1回生T2クラス)
文書処理システム LaTeX の利用 その2 (第9章)
今日の目標
- LaTeXを使って箇条書き、表、数式の入った文書を作成する。
今日の提出課題
教科書9章および先週の課題を参考にして、 下記の箇条書き、表、行列を含む文章を
LaTeX を使って作成し、 プリンタに出力したものを提出して下さい。
(箇条書きは自分の好きなもの・ことでかまいません)
最終的な文書のプリンタ出力を提出したことで出席とします。
エラーの修正がうまくいかなくて時間内にできなかった人は、
ソーステキストを印刷して提出して下さい。
そして、次週の演習時間までに完成版を作って提出して下さい。
早くできた人は、おまけにもチャレンジしてみて下さい。
(提出は途中まででもかまいません)。
ヒント
- 一度に全てを入力してから、
コンパイルする必要はありません。
こまめにコンパイルするようにしましょう。
- 表は tabular 環境を使います(教科書p.114,120)。
- 表の横罫線は \hline を用います(教科書p.114,120)。
(横罫線を引かない場合は \hline を省略します。)
- 表の中の上付き文字(巾乗)は、数式モードを使います。
上付き文字(下付き文字)が複数文字ある場合は { } で囲みます。(例、^{-6})
- 総和記号は \Sigma ではなく、\sum を用います(教科書p.126)。
上付き文字は ^ 、下付き文字は _ を用います。
- 複数段の式を書く場合は eqnarray を使います
(教科書p.114,122,123)。
- 数式で数式番号を付けずに改行するには、nonumberを使います
(教科書p.123)。
- 行列の書き方は以下のarray環境を参照して下さい。

各成分の配置などは、tabular 環境と同じです。
出力例

うまくいかない君へ
コンパイルしてエラーが出る場合、以下を参考に注意深くチェックして下さい。
- エラー表示の見方は教科書の8.3.3をよく読むこと。
- \documentclass[a4j]{jarticle}, \begin{document}, \end{document}はあるか?
- LaTeXのコマンド("\"に続く文字、カッコ、
空白なども含む)は、
半角文字で大文字小文字も正確に
入力する。
- 文中にコマンドがある場合、
コマンドの次に区切りを表す半角の空白
が必要。
(コマンド(半角)と日本語(全角)が混在する文章では要注意!!)
- カッコの開く"(, {, ["と閉じる"), }, ]"
は対応しているか?
- \[と\]、\begin{...}と\end{...}が対応しているか?
おまけ
課題が終わって時間に余裕がある人はトライしましょう(提出すると課題点にボーナスがつきます)。
提出する際は氏名、学生番号を書いて課題とは別紙にして下さい。
こぼればなし
TeX (LaTeX) で、数式が美しく表示されることに驚いている人も多いと思いますが、
その他に、数学者が使うような超複雑な数式やベンゼン環などの化学記号、はては楽譜も作れます。
利用者は理科系の人が多いようですが、文科系の人でも使いこなしている人は多くいます。縦書きもできますし、出版物の版下作成や試験問題の作成に使っている人もいます。
次週までに
- 教科書9章を復習して下さい。いろいろな数式を出力してみましょう。教科書9.8の「キーワードによる参照」は演習では触れませんが(おまけには入っています)、便利ですからぜひ学習しておきましょう。
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